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経営と美徳を広める導師  2014.12.29




経営と美徳を広める導師

稲盛 和夫(いなもり・かずお)氏

[京セラ、日本航空名誉会長]


 もう30年以上前になります。盛和塾をつくって、

 中小中堅企業の経営者の方々に、社員のため

 に素晴らしい経営をしていただきたいという話を

 始めたのは。そこで伝えてきた中身は、『生き方』

 という本にもまとめました。日本で100万部ほど

 売れて、中国でも売れ続けています。


 私は経営者なんですけれども、京セラという会社

 をつくって55年間、1回も赤字を出さず、1回も人員

 整理をせずに安定した経営を続けて、(売上高が)

 1兆5000億円ぐらいになりました。その経験から、

 自分が信念として守ってきたことを必死でしゃべる

 んですね。


 話した人の数は、今年でちょうど10万人ぐらいに

 なりました。多くの方々に大変喜んでいただきました。


 振り返れば、私は自分の信念を色々な形で伝えて

 きました。盛和塾をつくった翌年には、イノベーティブ

 なことをやった人を応援しようという思いで「京都賞」

 を創設しました。


 イノベーティブなことをやる人は、それはもう好奇心

 の塊で、探究心の赴くままに研究に没頭し、これまで

 成し得なかった研究や開発を完成させる。


 ただ技術的なことだけ進化発展しては近代文明は

 危ういものになってしまいます。人類の精神面の進化

 や豊かな人間性がなければ危なっかしい。そこで

 精神的なもの、哲学的なものも取り入れようと、

 先端技術部門や基礎科学部門と別に、思想・芸術

 部門をつくりました。それがノーベル賞との違いです。


 日本が未来に残さないとならんものというのは、

 日本人の美徳といいますか、親切心やおもてなしの

 心、礼儀正しさといった人間性です。


 経済力で世界で何番目というように下がってきても、

 そんなのは全然困らない。軍事力で世界に誇れなく

 てもいい。日本人として、世界の人たちに信頼され、

 尊敬され、好意を持たれる状態であり続けることが

 日本の宝です。


 ただ、現代は宗教の力も弱っていますから、どうしても

 それを家庭で教えないといけません。


 両親にも日本人としての美徳や価値観が薄らいで

 きている可能性があります。世界に誇れる日本で

 あり続けるには、やはり親御さんの教育といいますか、

 親にしっかりしてもらうことが大事じゃないかと思い

 ますけどね。
 

 



京セラ、日本航空名誉会長 稲盛 和夫 氏
京セラ、日本航空名誉会長 稲盛 和夫 氏
(『日経ビジネス』 2014.12.29号 P.058)






『日経ビジネス』の今週号(2014.12.29)は、
特集記事が通常の約1.5倍(通常は25ページ
前後で、今週号は36ページ<24ページ目から
59ページ目まで>)に達しました。


「遺言 日本の未来へ」と題して各界の著名人
34人を紹介しています。


その関係なのか、「編集長インタビュー」は掲載
されませんでした。


そこで、年末恒例の紅白歌合戦ではありませ
んが、オオトリを飾るに相応しい稲盛和夫さんの
記事を、「日経ビジネスのインタビュー」に代え
させていただきます。


稲盛さんが、破綻に瀕した日本航空の立て直しを
計画より前倒しで実現したことに対し、多くの債権者
に泣いてもらったり、国に特別措置を講じてもらった
からだ、という批判を一部の人がしました。


あるいは、京セラなどが有利になる条件を引き
出した、といった批判もされました。


私が考えるには、そうような批判をするなら、
「あなたはやれましたか?」
と問いたい。
批判するなら、対案を示し、実践することです。
一般週刊誌などの記者や一部のジャーナリストは、
終始批判するだけの無責任な輩がいます。
それでお金がもらえるのですから「良いご身分」です。


そうな人たちには、到底できなかったと思います。
稲盛さんは、国からも日航立て直しを依頼され
ましたが、何度も固辞したそうです。


さらに、周囲の人たちから
「晩節を汚すようなことはやめた方がいい」
とも言われたそうです。


それでも、断りきれなくなったそうです。
そうした事情を理解せずに、批判するだけでは、
その人の人格が疑われます。


稲盛さんの「盛和塾」は、中小企業経営者と酒を
酌み交わしながら、「経営の基本」「経営者の
あるべき姿」などを、稲盛さんが直接教える場です。
いわば、「稲盛教」とでも言うべき存在です。


中小企業経営者たちは、稲盛さんの「信者」になる
のです。


よく言われることですが、信じる者と書いて儲ける、
あるいは儲かる、ということになるのでしょうか?


稲盛さんは技術者ですが、仏門に入ったこともあり、
科学技術のみならず、心の在り方、精神の大切さを
盛和塾や講演会、書物などを通じて語っています。


20年近く前になりますが、日経BP社の主催の講演会
に参加したことがあります。その講演会に稲盛さんが
スピーカーとして出席することが分かったからです。


今では、稲盛さんが話された内容は覚えていません
が、稲盛さんが登壇された時、さすがに名経営者と
言われる人物は違うな、と感じました。


発する言葉だけでなく、体全体からオーラを発散して
いるような感覚を味わいました。


時代が変われば、価値観も変わります。
ですが、すぐに、そんな考え方は古い、と決めつけない
ことが大切です。


稲盛さんが指摘しているように、
「日本人の美徳といいますか、親切心やおもてなしの
心、礼儀正しさといった人間性」
を忘れないようにしたい、と改めて思いました。


稲盛さんの最後の言葉が耳に痛いです。
「世界に誇れる日本であり続けるには、やはり親御さん
の教育といいますか、親にしっかりしてもらうことが大事
じゃないかと思いますけどね」。





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私は、『本当に役に立つビジネス書』というメインサイトのほか、『こんなランキング知りたくないですか?』や『新・大前研一名言集(改)』などのブログを運営しています。

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