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技術軽視していない 成果は出始めている  2015.04.20






技術軽視していない
成果は出始めている


平井 一夫(ひらい・かずお) 氏

[ソニー社長兼CEO]


 私はいつもソニーの商品やサービスは感動していただく

 ことが必要だと申し上げています。感動という軸は2つ

 あります。

 一つは機能で感動していただくことです。もう一つは感性

 に訴えるもの。商品のコンセプトのほか、デザインや質感、

 あとは所有の誇りといったところをいかに作り込んでいくか
 
 です。商品力低下という意味では、ある時期から感性価値

 が薄れてしまったのかなと感じています。 


 エレキに限って言えば、まずはお客様に欲しいと思って

 いただける商品を作らなければなりません。その上でコスト

 をきちんと管理すれば、業績は着実にプラスに転じると思っ

 ています。この3年間に構造改革をする過程で、本社や物流

 などあらゆるコストを徹底的に見直してきました。強い商品

 が効率の良い組織から出ていくという組み合わせを目指して

 のことです。

 確かに赤字で無配ですし、格付け機関からの評価も投機の

 水準です。2012年度からの第1次の中期計画も残念ながら

 達成できませんでした。


 コストをどうコントロールすべきかを含め、エレキの業績を

 回復する方向性はもう見えています。復活したとは言いま

 せん。でも方向性は正しいということです。


 まず分社化は非常に重要なポイントだと考えています。

 ご存じの通り、既にソニーグループの売り上げの7割は本体

 から独立した会社が占めていますし、その割合は年々上がっ

 てきています。

 分社化は経営のスピードを高めることに加え、適度に生まれ

 てくる遠心力にも期待ができます。自分たちで道を切り開いて

 会社を大きくしようという意欲が生まれてくるからです。


 去年のテレビに続き、今度は10月をめどにビデオ&サウンド

 事業も分社化します。順次、色々なビジネスを分社化していき

 ます。


 遠心力が働くことが、イノベーションにつながると私は考えて

 います。私の仕事は遠心力と求心力のバランスをいかに

 取るかです。


 分社化の目的はやはり事業部長ではなく、社長を育てたいと

 いうことです。


 開発について言えば、確かに構造改革は大切ですが、私を

 含めたトップマネジメントは技術に対するリスペクトを強く持っ

 ています。


 無配や赤字については真摯に受け止めていますし、改善して

 いかなければいけないと思っています。


 個々のビジネスには既に、強力な経営陣がいます。その中で

 ソニーのトップの使命というのはやはり、いかに求心力と遠心力

 のバランスをとるかだと思っています。


 今、持っている資産を整理すれば、そこから確実に成果が出て

 くると思っています。実際に、テレビ事業などはいい方向に進み

 出しています。自分たちが資産をうまく使えないから、事業を

 やめるということにはならない。議論すべき話でもないと私は

 思います。


 今後、創業者である井深大さん、盛田昭夫さんがどうしてこの

 会社を作ったのかを自分なりに解釈し、夢を実現していきます。
 

  (PP.036-039)




ソニー社長兼CEO 平井 一夫 氏

ソニー社長兼CEO 平井 一夫 氏
(『日経ビジネス』 2015.04.20 号 P.036)
「日経ビジネスDigital」 2015.04.20






キーワードは、バランスです。


今週の『日経ビジネス』の特集記事は、
「ソニーが変われぬ10の理由」
です。


そして、その特集のPART 2は編集長インタビューで、
平井社長が登場しました。


戦後生まれの日本を代表するホンダとソニーが、
共に勢いが弱まってきている印象が強いですね。


『日経ビジネス』は3月16日号で
「こんなホンダは要らない 抜け出せ『ミニトヨタ』」
というタイトルでホンダの実態を伝えています。


お時間がありましたら、下記のブログをご覧ください。

日経ビジネスの特集記事(99)
こんなホンダは要らない 抜け出せ「ミニトヨタ」(1)


日経ビジネスの特集記事(99) 
こんなホンダは要らない 抜け出せ「ミニトヨタ」(2)


日経ビジネスの特集記事(99) 
こんなホンダは要らない 抜け出せ「ミニトヨタ」(3)



ソニーに関してとても残念に思うことは、完成品として
のソニー製品が少なくなったことです。


ことにソニーらしい斬新な、尖った製品が出てこなく
なったことです。


例えば、スマホのカメラに使われている撮像装置は、
確かにソニー独自の技術が使われています。


ですが、あくまでスマホの部品に過ぎません。
スマホ、もっとはっきり言えば、iPhone に匹敵するような
製品を出せませんでした。エリクソンと提携し、Xperia と
いう Android 携帯を世に問いましたが、 iPhone の勢いを
止めることはできませんでした。


現在は、エリクソンとの提携を解消し、ソニーモバイル
コミュニケーションズからスマホを発売しています。


たまたま、新製品の発表(2015.04.20)がありました。







平井さんは、
「今後、創業者である井深大さん、盛田昭夫さんがどうして
この会社を作ったのかを自分なりに解釈し、夢を実現して
いきます」
と語っています。


井深さんと盛田さんは創業した当時から、ソニーは
「世界のソニー」
を標榜していました。


ソニー広報部がまとめた『ソニー自叙伝』(ソニー広報部 著
ワック編集部 編 ワック 2001年7月5日 初版発行)という
本があります。


この本の「はじめに」に次のような記述があります。


 「世界のソニー」――この言葉こそが、ソニーという

 企業グループの特質を端的に物語っている。

 しかしなぜ、“世界の”という冠がほかのどの企業

 でもなく、ソニーにおいて最もふさわしいのだろうか。

 それは、企業サイズや世界中にブランドを認知させた

 こと、また、終戦直後の町工場が瞬く間に世界的な

 規模になったといった理由だけによるものではない

 だろう。それならば、ほかの世界レベルの企業を

 思い浮かべることもできるからである。

 では、なぜか?

 じつのところ、ソニーは設立の当初から「世界のソニー」

 だった。日本企業ソニーが発展して世界的企業になった

 のではなく、井深大と盛田昭夫によって創られた当時から、

 企業の視線は世界に向いていた。「他人のやらないこと

 をやる」という技術発想と「世界中を相手に仕事をする」

 というビジネス・スタンスは、グローバル・サイズでしか

 なかったのである。

 ソニーは初めから、世界の中にいた。だからこそ、多くの

 人が「世界のソニー」と認知しているに違いないのである。
 

  (前掲書 PP.2-3)


ソニーにはもう一度、原点に帰って、「世界のソニー」を
目指してほしいと願っています。






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私は、『本当に役に立つビジネス書』というメインサイトのほか、『こんなランキング知りたくないですか?』や『新・大前研一名言集(改)』などのブログを運営しています。

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