日経ビジネスのインタビュー バックナンバー(71)
日経ビジネスのインタビュー
バックナンバー(71)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2012.11.26
(No.4)<297>
ラーメン界の「マック」に
新井田 傳(にいだ・つたえ)氏
[幸楽苑社長]
丸亀製麺、すかいらーく、デニーズ、いずれの外食チェーンも我が社ほどには時間がかかっていません。500店舗という目標は同じでも、馬のような走り方をする企業もあれば、牛のような歩き方をする会社もある。うちの経営哲学は後者です。
経営は人を育ててなんぼの世界だと思うんです。スピードを重視するのであればFCに勝るものはない。これは間違いありません。
外食産業の工場には2つあります。1つはセントラルキッチン、もう1つはコミッサリー(食品加工工場)です。セントラルキッチンはキッチンの延長線上にある概念ですから、食堂と同様、作るための道具がそれぞれ独立していて、工場のようなラインとしてつながっていません。
一方、コミッサリーは材料を片方で投入すると、20m先で製品になって出てきます。その間、人は全く介在しないんです。外食産業の効率化にはこのコミッサリーを目指さなくてはいけないと考えました。
● 2012.11.19
(No.3)<296>
創業魂を取り戻す
山田 義仁(やまだ・よしひと)氏
[オムロン社長]
オムロンでは3回目になる10年計画ですが、具体的に数値目標を提示したのは初めてです。当社の2011年度の売上高は6195億円で、今期は6500億円を予想しています。これを1兆円まで伸ばしながら、営業利益率15%を確保する。非常に高いハードルですが、やり遂げるつもりです。
私は売上高10%程度のケルスケア(健康管理)事業一筋で来ました。主力の制御機器事業ではなく、傍流の出身です。社長に就任する1年前にグループ本社に移り、戦略室長として10年長期計画の策定を任されました。
重視しているのは企業理念の共有です。創業以来、オムロンには「企業は社会の公器である」という理念があります。事業を通じて社会に貢献する。その実践例を研修で共有して、今の立場で何ができるかを発表し、議論します。
グローバルで戦い勝ち抜くためにはもっと強くならなければならない。オムロンは「誠実でいい会社」だと評価を頂いていますが、もっと強い会社に変えていかなくてはなりません。そうしないと2020年度をいい形で迎えられません。
● 2012.11.12
(No.2)<295>
カネのために働くのではない
吉原 毅(よしはら・つよし)氏
[城南信用金庫理事長]
お金に流されてしまうのが銀行だとしたら、信金はお金の弊害を是正するのが1つの大きな役割になる。つまり公益事業なんです。
本当に大事なのは顧客の経営体質を改善したい、売り上げを上げたい。そういう問題に踏み込む力なんですね。
原発問題はまさに最大の環境問題であり、金融機関としてできることは、節電すること、そして自然エネルギーの開発を促すことでした。だから、原発に頼らない安心できる社会作りをメッセージとして発信したのです。
● 2012.11.05
(No.1)<294>
ローカライズはしない
角田 秋生(つのだ・あきお)氏
[公文教育研究会社長]
公文式の場合は、「その子が持っている学力がどうか」からスタートします。インストラクターを通じて、その子の最適な課題を与えます。私たちはそれを「ちょうど」と言っています。
公文式が提供しているのは、読み、書き、計算です。言語教材はそのくの言葉に合わせなくてはいけませんが、各国で使っている教科書に準拠したり、その国の教育カリキュラムに合わせたりといったやり方はしていません。
質問や解説の部分は現地の言葉に翻訳しますが、教え方などは原則として世界共通です。
バックナンバー(71)
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1カ月分毎にまとめてあります。
● 2012.11.26
(No.4)<297>
ラーメン界の「マック」に
新井田 傳(にいだ・つたえ)氏
[幸楽苑社長]
丸亀製麺、すかいらーく、デニーズ、いずれの外食チェーンも我が社ほどには時間がかかっていません。500店舗という目標は同じでも、馬のような走り方をする企業もあれば、牛のような歩き方をする会社もある。うちの経営哲学は後者です。
経営は人を育ててなんぼの世界だと思うんです。スピードを重視するのであればFCに勝るものはない。これは間違いありません。
外食産業の工場には2つあります。1つはセントラルキッチン、もう1つはコミッサリー(食品加工工場)です。セントラルキッチンはキッチンの延長線上にある概念ですから、食堂と同様、作るための道具がそれぞれ独立していて、工場のようなラインとしてつながっていません。
一方、コミッサリーは材料を片方で投入すると、20m先で製品になって出てきます。その間、人は全く介在しないんです。外食産業の効率化にはこのコミッサリーを目指さなくてはいけないと考えました。
● 2012.11.19
(No.3)<296>
創業魂を取り戻す
山田 義仁(やまだ・よしひと)氏
[オムロン社長]
オムロンでは3回目になる10年計画ですが、具体的に数値目標を提示したのは初めてです。当社の2011年度の売上高は6195億円で、今期は6500億円を予想しています。これを1兆円まで伸ばしながら、営業利益率15%を確保する。非常に高いハードルですが、やり遂げるつもりです。
私は売上高10%程度のケルスケア(健康管理)事業一筋で来ました。主力の制御機器事業ではなく、傍流の出身です。社長に就任する1年前にグループ本社に移り、戦略室長として10年長期計画の策定を任されました。
重視しているのは企業理念の共有です。創業以来、オムロンには「企業は社会の公器である」という理念があります。事業を通じて社会に貢献する。その実践例を研修で共有して、今の立場で何ができるかを発表し、議論します。
グローバルで戦い勝ち抜くためにはもっと強くならなければならない。オムロンは「誠実でいい会社」だと評価を頂いていますが、もっと強い会社に変えていかなくてはなりません。そうしないと2020年度をいい形で迎えられません。
● 2012.11.12
(No.2)<295>
カネのために働くのではない
吉原 毅(よしはら・つよし)氏
[城南信用金庫理事長]
お金に流されてしまうのが銀行だとしたら、信金はお金の弊害を是正するのが1つの大きな役割になる。つまり公益事業なんです。
本当に大事なのは顧客の経営体質を改善したい、売り上げを上げたい。そういう問題に踏み込む力なんですね。
原発問題はまさに最大の環境問題であり、金融機関としてできることは、節電すること、そして自然エネルギーの開発を促すことでした。だから、原発に頼らない安心できる社会作りをメッセージとして発信したのです。
● 2012.11.05
(No.1)<294>
ローカライズはしない
角田 秋生(つのだ・あきお)氏
[公文教育研究会社長]
公文式の場合は、「その子が持っている学力がどうか」からスタートします。インストラクターを通じて、その子の最適な課題を与えます。私たちはそれを「ちょうど」と言っています。
公文式が提供しているのは、読み、書き、計算です。言語教材はそのくの言葉に合わせなくてはいけませんが、各国で使っている教科書に準拠したり、その国の教育カリキュラムに合わせたりといったやり方はしていません。
質問や解説の部分は現地の言葉に翻訳しますが、教え方などは原則として世界共通です。
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